壁ツェーン

オンギャーの思考回路

Avatars 3.0 で投入したネタ・技術の解説

個人的メモも兼ねて、手持ちのアバターに実装した色々なやつを解説していきます。

日下夏稀

Expressions Menu のおかげで大量の機能を実装することができました。嬉しい!

ポーズ取り機能

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フルトラじゃなくても色々なポーズが取れるように、ねここやさんのポーズ詰め合わせから合計24種類収録し、Expressions Menu から呼び出せるようにしました。

booth.pm

Action Layer の Emote を置き換えるようにやるのがポイントです。あと配布されているファイルは 3600F 分のアニメーションになっているため、 0F 目だけ取るなり数百倍の速度で再生するなりしましょう。

手鏡

突撃!隣の晩ごはん

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表情が細かく変わるのでどこでも編集しやすいように実装しました。作り方ですが、

  1. 手鏡モデル(鏡部分の UV は 左右反転させる)を含むプレハブを作成
  2. RenderTexure とそれをテクスチャに持つマテリアルを作成
  3. 手鏡モデルの鏡部分のマテリアルを 2. で作ったものに設定
  4. プレハブ全体を手にもっていき、Enable を切り替えるアニメーションを作成
  5. FX Layer で切り替えさせる

という感じです。

VirtualLens2 連動カメラ

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思いつきでやったら本当にできちゃったやつ。一見魔法みたいですが(?)、 VirtualLens2 も Expressions Parameter を利用しているため、 それを外部から参照してしまおうというわけです。例えばズーム量は VirtualLens2 Zoom というパラメーターに格納されるため、それを Animator Controller のステートの Normalized Time のパラメーターとして指定し、レンズを引っこめた状態から全部繰り出した状態になるアニメーションを再生させれば完成です。 簡単ですね!(?)

ダストブロワー

kb10uy 作のクソネタアバターの中でも比較的人気の高いダストブロワー。 AV3 対応によって表現力が上がりました。

チューブの向きの操作

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まあ普通に BlendTree で 2D しているだけです。これは前の記事でも解説したやつ。

プッシュ部の沈みこみ

これは AV3 じゃないと実装できないやつ。コントローラー操作に合わせて押す部分が沈みます。しかも半押しなどに対応。

やり方としては、 GestureRightWeight の値で BlendTree を動かしているだけです。あんまり面白みはないけど押してる感はけっこう出るので個人的には気に入ってます。

後記

Twitter で検索かけたりすると他にも色々面白いシステムを作ってる人がいるようなので、探してみると面白いかもしれません。